育休明けの転職活動に焦りはNG 圧迫面接を受けた会社に入社した話

転職

こんにちは、まるまる。です。

突然ですが圧迫面接を受けたことはありますか?

私は1人目の育休明けに転職活動している中、圧迫面接を受けたことがあります。

そしてその会社に入社しました(笑)

この記事では圧迫面接の体験談と、入社した後どんなことが待ち受けていたのかを解説します。

圧迫面接を受けたけど入社を迷っているという方の参考になれば嬉しいです。

この記事はこんな人におすすめ
  • 圧迫面接を受けて入社に迷っている人
  • 転職を考えている人
  • 就職先が見つからず焦っている人
結論
  • 焦って就職を決めるのは危険
  • 圧迫面接をする会社=ストレスの多い職場、離職率が高い


圧迫面接を受ける

1人目の育休明け、パートからフルタイムへキャリアアップしたいと考え転職活動を始めました。

しかし書類選考で落とされる日々。

やっぱり子供が小さいと転職に不利なのかな・・・と考えていましたね。

だんだんと早く転職したい!

採用してくれるところがあれば即入社!フルタイムでバリバリ働きたい!

という気持ちが大きくなっていきました。(←危険信号)

もう転職なんて無理ではないか・・・と諦めかけていた時、ある会社から面接の連絡があったのです。

履歴書を出してから1カ月後の連絡でした。

うーん。求人には2週間以内の連絡と書いていたような・・・

少し違和感を抱きましたが、やっと訪れたチャンス!

しっかり面接練習もして挑みました。

ところが、そこで人生最大の圧迫面接を受けたのです。

私が受けた圧迫面接

  • 答えたことを鼻で笑われる
  • 求人には面接のみとあったのに、ミニテストをさせられる
  • 夫の職業を聞かれる(プライベートな質問)
  • 共働きでないと生活できないのかと聞かれる(プライベートな質問)
  • 意味不明な質問「あなたは女ですか?男ですか?」
  • 脅しのような質問「恫喝されても大丈夫か」

まず終始、面接官がこちらを馬鹿にしているような態度でしたね。

真面目に答えても、鼻で笑われたのがとても不快でした。

プライベートな質問もいくつかありました。

厚生労働省のガイドラインには本人に責任のない事項や、本来自由であるべき事項を面接で尋ねて把握することは、就職差別につながるおそれがあると記載されています。

参考:厚生労働省 公正な採用選考の基本

圧迫面接を受けた後は、とても傷ついて辞退するかどうかを真剣に考えましたね。

プライベートな質問だったり、なぜそのような事を面接で質問するの?と疑問を抱く時は注意が必要です

【入社決意】無知による選択

なぜひどい圧迫面接を受けて、入社しようと思ったのか。

一番は私が無知であったことが原因でした。

【無知①】圧迫面接をする面接官側の意図を考えなかった

圧迫面接をする会社は、何かしらの問題を抱えています。

なぜ圧迫面接をする必要があったのか。

しっかり考えるべきだったのです。

圧迫面接をする理由と抱えている問題
  • すぐ辞めない人を採用したい→離職率が高い
  • ストレス耐性のある人を採用したい→パワハラが横行している
  • クレーム処理能力を見たい→クレームの多い職場


入社後に圧迫面接をしてきた上司に意図は何だったのか尋ねると「ストレス耐性」を見ていた。と言っていました。

つまり圧迫面接をする会社は、ストレスを抱えやすい職場だと言えるのです。

たとえ入社できても、ストレスが多い職場であることは覚悟する必要があります。

【無知②】ワーママには行き場がないと思っていた

もう一つ私には無知なことがありました。

子育て中のママは働き先が無いと当時、思っていたことです。

会社にとってワーママは一緒に働く上で迷惑になるのではないかと不安を抱いていました。

会社にとってワーママは迷惑になると思っていた理由
  • 子供の看病で急に休む事がある
  • 保育園からの呼び出しで早退が多い


子供の風邪などで急に休むのは仕方のないことです。

子供のいない人でも体調不良や入院等でお休みすることもあります。
お互い支えあって働く。それが会社ですよね。

中には子育て中のママを不採用にするという会社があるかもしれません。

しかし、逆に今までの経験や人柄を見て採用する会社もたくさんあるでしょう。

もっと広い視野を持って考える必要があったのですが、当時の私は頭でっかち。

書類選考で落とされまくっていた私。ワーママは採用されづらいから、採ってくれるところがあれば即就職!と考えていました。

入社を決める前にしておくべきこと

  • ブログやYouTubeで圧迫面接について調べる
  • 身近な人に相談(採用経験者に聞けるとより良い)


ブログやYouTubeで圧迫面接について調べていたら即入社!の考えを改めていたでしょう。

今は採用担当経験者がブログやYouTubeでたくさん発信しています。

私は入社の後に圧迫面接について調べたのですが、入社前に見ていたら良かったと思うことがたくさんありました。

圧迫面接について調べてわかったこと
  • 圧迫面接を受けたら、面接途中で帰っても良い
  • 圧迫面接=面接官に能力が無い
  • ストレスが多く、離職率が高い可能性がある

また身近な信用できる人に相談するのも良いです。

私は夫、父親、親友に相談しました。

夫と親友は「入社はやめた方がいい」、父親は「入ってみないとわからない」との意見。

私のためにアドバイスしてくれていて、感謝しましたね。

ただし、もっと多くの意見があればよかったと後悔しました。

例えば私には採用経験のある元上司がいるのですが、その人に相談していたら気持ちも変わっていたかもしれません。

同じ採用担当者として圧迫面接をする人をどう思うか?等の意見が聞けるからです。

身近に採用経験のある人がいれば、相談してみましょう。

次々に辞めていく同僚

同じ入社日の同期が一人いたのですが、その方は2か月で辞めていきました。

その後も新入社員が数か月で、次々に辞めていく日々が続きます。

離職率を計算してみた

離職率の計算方法

離職率とは「一定期間を定め、その期間内にどれだけの社員が離職したか?」を示した率のことで、企業によって計算方法や定義が異なります。

【離職率の計算方法】参考:エン転職 離職率の計算方法

計算方法を調べると、いくつかパターンがありました。

今回は「年度初めから1年間の離職者数を調べる方法」で計算してみたいと思います。

「起算日(年度初め)から1年間の離職者数÷起算日における在籍者数×100」


1年目(6名の会社で、起算日までに年間3名が退職。在籍者数が5名となった場合)
3名÷5名×100=離職率60%  

2年目
3名÷6名×100=離職率50%

3年目(私が辞めるまでに離職を告げた人数で計算)
3名÷5名×100=離職率60%

自分でも計算していてびっくりしたのですが
私が在籍していた2年半で離職率の平均が約56%でした。

離職率の高い会社の特徴

  • パワハラ、モラハラがある
  • ジョブ・ローテーション(部署異動を行うこと)が多い
  • 体調崩す人続出
  • 空気が悪く質問しづらい
  • マニュアルが無い

辞めていった人は皆、人間関係が原因でした。

人事が安定せず、業務多忙のため職場がピリピリしていることも多かったです。

そのため気軽に質問できず、仕事を覚えられない。

「見て覚えろ、やって覚えろ」という風潮やマニュアルが無い事に皆耐えられなかったようです。

ストレスで体調を崩す

無理が重なってよく体調を崩していました。

子供が1歳になったころだったので、よく風邪をうつされていたことも原因だったのでしょう。

健康診断で肝機能の数値が悪く再検査になり、その後体調が悪化して肺炎になってしまったのです。

なぜ肺炎になるまでに悪化してしまったのか。

それは体調不良でも休まず無理をして働いていたからです。

入社して6カ月は有給休暇もつかないし、新入社員だから休みづらい・・・

人数の少ない会社であることや月に一度は1人で事務所の留守番があったこと。

様々な理由から休んで迷惑を掛けられないと考えていました。

今思えば、私が休んだところで何とかなるのですが、その当時はとにかく迷惑を掛けられない!と思い込んでいたのです。

ですが、肺炎になって考えを改めました。

体調が悪いと育児も仕事も出来なくなると身をもって経験したからです。

何をするにも無理はよくありません。

みなさんも身体と相談しながら、自分を追い込まない働き方をするようにしましょう。

2年半在籍し、長く勤めるには厳しいと判断(←遅い)

離職率の高さ、体調への配慮を考え退職を決意しました。

なぜみんなが数か月で辞めていく中、2年半続けたのかも説明しておきますね。

2年半続けた理由
  • 味方になってくれる先輩、同僚がいた
  • 子育てには理解があった
  • いつか人事が安定して平和が訪れることを期待していた

パワハラやモラハラが横行していた職場でしたが、味方になってくれる先輩や同僚がいました。

不器用なりに誠実に仕事に取り組んでいたことを認めてくれる人がいる。

それがモチベーションになっていましたね。

また子育てママにも理解がありました。

急なお休みにも対応してもらっていたので、ありがたかったです。

ママにとっては普段からお休みをもらえる職場は働きやすいですよね。

いつか人事が安定し、業務量が分散されていけば良い職場になっていたことでしょう。

業務量に関しては何度か上司に相談したことがありました。

離職率が高いせいで落ち着いて仕事ができない事を伝えると、新しい人が仕事を覚えてきたら業務も分散され楽になると説得されましたね。


その言葉を信じて2年過ぎたころ。
離職率の高さは変わらず、落ち着くどころかどんどん業務が増えていっていました。

変わらないどころか状態が悪化していると感じ、長く勤めるには厳しいという判断に至りました。

まとめ

今回は育休明けの転職活動で圧迫面接を受け、入社した話をお話しました。

もし圧迫面接を受けた場合、あなたならどうしますか?

一度立ち止まって冷静に考えてみてほしいです。

圧迫面接を受けた時に考えること
  • 圧迫面接をする会社はストレスを抱えやすい職場である
  • 他にも働き先はある
  • 周囲に相談し、焦らず冷静に判断する

たとえ入社をする判断をしても、それが間違いだとは思いません。

実際私も入社したからこそ学べたことや経験できたことがたくさんあります。

入ってみなければわからない部分もありますよね。

そして、入ってみてやはり自分には合わなかった・・・

ということであれば、また転職にチャレンジすることもできます。

迷いや壁にぶつかった時は冷静に判断をし、より良い道に進んでいきましょう。

転職活動をしている方の参考になれば嬉しいです。

まるまる。

✓4歳と1歳の兄弟育児に奮闘中の30代ママ
✓産休・育休2回取得
✓産休・育休、労務処理経験あり
✓資格:簿記3級、宅建士、MOSマスター

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コメント

  1. みー より:

    はじめまして。1人目育休終了直前の者です。私も不妊治療の末の妊娠で、早速2人目の計画を立てています。
    2社目は入社してどれくらいで妊娠されましたか?そのタイミングが決められず、ご経験やアドバイスがあればいただきたいです。
    よろしくお願いします。

    • まるまる。まるまる。 より:

      みーさま
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      もう少しで、職場復帰なのですね!
      2人目妊娠のタイミング、悩んでしまいますよね・・・。
      私は、2社目を入社して6か月頃から妊活を開始しました。
      その後2か月程で妊娠、入社から10カ月頃には妊娠報告していましたね。
      産前休暇ギリギリまで働いたので、入社から1年4カ月で産休に入っています。
      入社から1年以上働いた事。希望していた2歳差の兄弟ができた事。
      個人的には納得のいくタイミングでした。
      以前は職場からどう見られるんだろう・・・とよく考えていました。
      しかし今は、自分のライフプランを優先するようになりましたね。
      周りは自分の事をそこまで気にしていないと気付いたのです(笑)
      みーさんもご自身が納得できるタイミングで、2人目妊娠できますように。
      育児と仕事、がんばりましょうね(*’ω’*)!

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