妊娠中の電車通勤が辛い...
つわりの悪化や体形の変化で通勤が辛いと感じていませんか?
私は妊娠中に貧血があったため人が多く乗っている地下鉄で体調が悪くなってしまった経験があります。
途中下車してベンチに座り何とか落ち着きましたが、1人でとても不安でした。
それ以降1人で満員の地下鉄に乗るのが怖くなってしまいましたね。
つわりや体調が優れない時は通勤緩和措置を利用することができます。
- 妊婦健診を受けている時点で通勤緩和措置を利用できる
通勤緩和措置はいつから利用できるの?
厚生労働省のガイドラインによると通勤緩和措置は妊娠中・出産後1年以内の女性労働者が健康診断の際に主治医等から指導を受け利用できるとありました。
妊娠中・出産後1年以内の女性労働者が保健指導・健康診査の際に主治医や助産師から指導を受け、事業主に申し出た場合、その指導事項を守ることができるようにするために必要な措置を講じることができる
厚生労働省:母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法について
つまり妊娠がわかり健康診断を受けている時点で利用できる制度ということです。
母子手帳を受け取っていない場合でも厚生労働省のHPから母性健康管理指導事項連絡カードをダウンロード可能となっているのでチェックしてみてくださいね。
通勤緩和措置を利用するまでの手順
- STEP1妊婦健診を受診
妊娠がわかり妊婦健診を受けている時点で利用できます。
- STEP2母子連絡カードに必要事項を医師に記載してもらう
つわり以外にも貧血やめまい、不眠などの症状があれば記載してもらえます。
- STEP3母子連絡カードを事業主に提出
男女雇用機会均等法により、指導事項を守るために必要な措置を講じることが事業主に義務付けられています。
- STEP4通勤緩和や勤務時間短縮等の利用
通勤緩和、作業の制限、勤務時間の短縮、休業、新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置(※)があります。
(※コロナウィルス感染症に関する措置の適用期間は、令和2年5月7日から令和4年1月31日まで)
通勤緩和措置のメリット・デメリット
つわりや体調不良などで通勤する時につらいのが満員電車ですよね。
私も妊娠中は貧血があったので地下鉄で具合が悪くなり下車した経験があります。
時差出勤を取り入れてからは人の少ない地下鉄に乗ることができ体も心も楽になりましたよ。
まず座れるということが大きいです。
貧血で具合が悪くなった時も人が多く乗っていて座れない時でした。
妊娠中はなるべく体に負担の無いよう過ごすようにしましょう。
通勤緩和措置を利用した際のデメリットもあります。
給料や育休の手当が減ることです。
通勤緩和に伴って勤務時間短縮を利用するとフルタイムで働いているよりも給料が減ってしまいます。
給料が減るということは育休手当の金額も減ってしまうのです。
1ケ月の育児休業給付金(最初の6ケ月)=賃金 × 67%
1ケ月の育児休業給付金(6ケ月以降) =賃金 × 50%
参考:「keisan」出産一時金・出産手当金・育児休業給付金の計算
産休ギリギリまでフルタイム分の給料がほしい。
育休手当が減るのが嫌だ。
と考える人にとってはデメリットとなります。
給料を減らさずに勤務時間短縮したいと考える方は、次に説明する「有給休暇を利用した通勤緩和方法」参考にしてください。
有給休暇を利用した通勤緩和方法
勤務時間を短縮したいけど給料が減るのは嫌だ。
という方へ向けて有給休暇を利用した勤務時間短縮方法を解説します。
半日有給を利用し通勤時間をずらす
通勤緩和措置の利用は勤務していない時間が無給になるデメリットがあります。
そこで私は有給を半日利用して通勤緩和を行いました。
私が通勤緩和措置と併用して行った有給休暇を利用した通勤緩和方法を解説します。
9:00~17:30(実働7時半)
9:30~16:30(実働6時間)
【半日休暇3:45+残業2:15】
半日の有給休暇を使い、残業を2時間15分して16時半に退勤していました。
「働かない分無給になる時短勤務」と「有給+残業勤務」を併用し給料が減らないよう調整していましたね。
会社によっては「有給+残業勤務」を認めていない場合もあるので確認してみましょう。
復帰後のために有給休暇を残しておかなくて大丈夫?
産休前に有給休暇を使って、復帰後に使える有給休暇が無くなってしまうのが不安
産休・育休中も有給休暇はつくから安心してね
産休・育休中は普通に働いている社員と同様に年次有給休暇が付与されます。
産休・育休中や子の看護休暇を取得している従業員については、出勤した日とみなして処理をする必要があるからです。
産休前に有給休暇を使いきってしまったとしても休みの間に付与されているので復帰後も安心ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は妊娠中の通勤緩和措置について説明しました。
妊娠中はつわりや体調の変化などで出勤がつらく感じてしまうことも多いですよね。
産休まで無理をせず過ごすことが理想です。
通勤緩和措置や有給休暇を利用し、身体の負担を減らすようにしましょう。
大変な時は会社を休むことも大切です。
妊娠中も頑張って働いているあなたが安心して産休を迎えられますように。
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